前回の記事では、洗面室に勝手口ドアを設置したことで効率的な家事動線を作ることができたと書きました。

その洗面室には勝手口ドアだけでなく、他にもこだわって設計したことがあります。今回はそんな我が家の洗面室へのこだわりをご紹介していきます。
我が家の洗濯家事動線
我が家の間取りは、2階の洗面室=浴室の脱衣場となっており、そこに洗濯機を設置しています。
洗濯周りをできるだけこの部屋で解決できる家事(洗濯)動線が理想です。
そのために、洗濯にまつわる生活ルーティンを考えてみました。
- お風呂に入るときに服を脱ぐ
- 脱いだ服をランドリーバッグ(または洗濯機)に入れる
- 洗濯機を回す(タイマーで朝完了)
- 洗濯物を取り出して干す
- 洗濯物を取り込む
- 洗濯物を畳む
- 畳んだ衣類を収納スペースに格納する
朝起きてからの、④洗濯物を取り出して干す、が洗濯ルーティンの大きなウェイトを占める部分になります。
「効率的に洗濯物を干して乾かす」
このための間取りを考えてみました。
我が家の洗面室のこだわり5選
我が家の洗面室は3.5帖。
最初の間取り案では2.9帖でしたが、このスペースを単なる洗面室・脱衣場とするのではなく、効率的な家事のことを考えて少し広く設計してもらいました。
そんな我が家の洗面室のこだわり5選、(一部家事には関係ないものも含まれますが)ご紹介していきます。
①バルコニーに通じる勝手口ドア
前回の記事に書いたのですが、洗面室に勝手口ドアを設置したことで、洗濯物をすぐにバルコニーに運べる動線を作りました。



②2列の稼働棚を2列
洗面室の壁に稼働棚を2列設置しました。
洗濯機の上に棚が2つ。隣の列は全面を使って棚が5列。
ここにはバスタオルやフェイスタオルを見える形で収納しています。サッと取り出せてかなり便利♪
それ以外にも収納ボックスを置いて、洗濯や入浴、洗面に関するもののほとんどを収納しています。


③ホスクリーン
洗面室の中央にホスクリーンを設置しました。
洗濯物を干すときの、一時的なハンガー掛けスペースとして使ったり、雨の日はここに洗濯物を干しています。


④大型トイレ収納
これは我ながらグッドアイディアだったと思います。
浴室ドアの奥に少しだけ空いている壁。うまく使えないかな~と考えていた時にふと県民共済住宅の「大型トイレ収納」を埋め込みできないかなと思いついたので、設計さんに相談したところ、なんと設置OKでした。
名前は「トイレ収納」となっていますが、実際は小物を置ける棚。どこにでも設置が出来そうなので、効率的にスペースを活用したい方、おすすめです!


⑤24時間換気のスイッチ
これは見た目の問題なんですが、当初このスイッチが廊下(階段)につく設計になっていました。
現地で電気設備周りの工事を見学していた時に、電気屋さんがスイッチの場所を説明してくれたのですが、廊下にあるのが違和感があって、洗面室にしてもらったところ、廊下がすっきりしました。
洗面室にスイッチが多少多くてもごちゃごちゃした印象にはなりませんしね。ちなみに分電盤も洗面室です。いろんなものを洗面室に集約しています。


バルコニーへの2ヶ所の出入り口で動線の自由度アップ
バルコニーと室内を繋ぐ出入り口は、先ほどの洗面室からの勝手口ドアだけでなく、洋室に引き違い窓があるため、そちらからも出入りできるようになっています。
これは先ほどのルーティンの、⑤洗濯物を取り込む、の工程にとても便利な間取りです。バルコニーから洗濯物を洋室に取り込んで、そこで畳むことができます。
ちなみに、この部屋にもホスクリーンを設置しているため、バルコニーから洗濯物を取り込むときに一時的にハンガーを掛けたり、天気が良くなくて生乾きだったりしたときに室内干しスペースとして活用しています。

家族4人分だと室内干しも洗面室のホスクリーン1本では足りないので…洋室のホスクリーンも大活躍しています。
さらに洗濯を効率的にするためのアイテム
洗濯動線をうまく確保できても、どうしても雨天や冬の寒い日は洗濯物がなかなか乾きません。
そこで、洗面室に除湿器を置いて、そのパワーを使って衣類を乾燥させています。洗面室のホスクリーンに洗濯物を干し、入り口ドアを閉めて除湿器をかけておく。これで洗濯物をしっかり乾かすことが出来ます。
我が家が使っているのは、コロナ社の除湿器です。デザインもシンプルで、それほど場所も取らないため、大変おすすめです。


家事ラクな動線を実現する間取りにするために
我が家は洗面室からバルコニーの動線、そして洗面室内に何を設置するかを考えて、洗濯にかかわるものを少しでも楽にすることができました。
これを実現するための間取り要望を初期段階からいくつかのハウスメーカーに依頼していたのですが、出てくる案は会社によって様々でした。そのおかげで自分たちにあった間取り案がどのようなものなのかを吟味できました。
間取りプラン作成には一括無料見積もりが便利です。下記サイトで特典としてもらえる「成功する家づくり~7つの法則と7つの間取り」(PDF)には、タイトルの通り、7つの間取り事例とそのポイントが載っていて間取り図作成の大きな参考になりますよ♪
動線を意識した家づくり
家事動線とは言っても、家族構成やライフスタイルによって変わってくると思います。それぞれのご家庭で重視するものは違いますし、現在と将来を見越してどうするか、という考えの違いもあると思います。
いろいろなイメージをしながら間取りを作っていくと住み心地の良い家になりますので、家族で間取りを話し合う時間も楽しみながら家づくりを進めていきましょう♪
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