家づくりにおいて、大きな仕様って悩むけど、Webサイトやブログ・SNS、あるいはショールームで実物を見て情報収集できますよね。
困るのがちょっとした?むしろ細かすぎる部分をどう設計するのか…に悩むことがたくさんありました。
我が家のその中の一つが…
トイレに棚板って必要?つけるなら高さどのくらい?
この部分に真剣に悩んだのに、いくらググってもなかなか情報が出てこない…
今回は、そんな我が家が【トイレ棚板問題】にどう取り組んでいったのかを書いていきます。
県民共済住宅の標準トイレ収納
県民共済住宅の標準仕様は
トイレ収納:小型収納・大型収納のいずれか2ヶ所まで標準
となっています。つまりはトイレ1か所につき1つのトイレ収納が標準。
我が家は1階を大型、2階を小型にしました。
■1階トイレ(大型トイレ収納)

■2階トイレ(小型トイレ収納)

この収納はトイレットペーパーでぎっしりになるという想定でしたが…案の定、実生活は写真のようになっています。
トイレに棚板を追加
さらに、トイレのデッドスペースを有効活用したいため、トイレに棚板をつけることにしました。
賃貸物件のトイレにもよくありますよね。便器の奥の壁の上のほうにある棚板。
県民共済住宅の設計士さんからの提示は、
奥行30センチ、高さ150センチ


高すぎても不便だし、150センチくらいが使いやすいと思いますよ。
これまでもたくさんの家を設計してきたプロの意見なので、これくらいの高さなんだろうと考えることにしました。
どこかモヤモヤするトイレ棚板の高さ
それでもなんだかモヤっとしていました。
ちなみに私の身長は170センチ、妻の身長は155センチ。
私で言うと口元くらい、妻だとおでこくらい。



150センチだと、なんだかちょっと低くないかな…



低すぎると視界に入って圧迫感ないかな…



高すぎると物を置くときに大変かな…
家づくりでよくある自問自答が始まりました。考えても考えても、実際の仕上がりを見ないと正解はわからないのが家づくり。だから「3回建てないと理想の家にならない」と言うんですかね。
(↑たかがトイレの棚板でここまで言うか?)
賃貸物件の棚板はどのくらいか?
でも、仕事以外の時間をほぼ家づくりに注力していた当時、トイレの棚板でも必死に考えます…。
ちょうど当時住んでいた物件のトイレにも棚板があったので、計測してみました。


これがそのトイレの写真ですが、計測の結果は…
奥行40センチ、高さ160センチ
見事に奥行きも高さも違うじゃないか…さらに悩みが増えることになります…。
実際のところ、このトイレ棚板の使用感は…
まず、奥行は40センチあったので、上に載せたものがはみ出ることなくすっぽりおさまります。十分すぎる長さでした。
高さは160センチだと、確かに物は置きやすいですが、身長170センチの私からすると目の前あたりに棚板があるので、ちょっと圧迫感があると言えばある…でも気にならないレベルでもある…。
水回りショールームでまさかの発見
家づくりはいろんなことを同時並行で進めていくので、もちろんトイレの棚板のことだけ考えている訳にはいきません。
当時、洗面化粧台やトイレ便器、トイレ内手洗いなどを見学したくて水回り品を置いているショールームを巡っていました。
そして、とあるショールームでお手洗いに立ち寄った時のこと。
偶然にもトイレ棚板を発見!


これは便器の展示品ではなく、本物の男性トイレの個室です。
上には何も置いてありませんでしたが、パッと見た高さ・奥行にちょうどいいフィット感を感じました。
ちなみに家づくり真っただ中の当時、いろんなものの大きさや高さが気になって仕方がなかったので、私はいつもメジャーを持ち歩いていました。気になったら計測する日々(笑)
早速、こちらのトイレの棚板を計測してみたところ…
奥行30センチ、高さ170センチ



この奥行と高さがちょうどいい!
と確信しました。
ちなみにこのトイレ棚板について検討していたのは、すでに県民共済住宅と契約完了して着工も始まっている時期。
それでも設計士さんは快く設計を変えてくれました↓


実際の使い心地は…
実際に使ってみて、バッチリの奥行・高さだったと自信を持って言えます。
使っている様子はこんな感じです↓
■1階トイレ




■2階トイレ




毎日必ず過ごす空間なので、ぜひこだわってみてください♪
ちなみにこのように満足度が高いのは私(夫)の意見なんですが、妻がどう思っているか聞いてみました。実は高くて不便って思っていたらどうしよう…。



お客さんが来た時に少し上のほうにある方が目に入りにくいので良いと思う♪



おー!なるほど!来客のことなんて考えてなかった。女性目線の意見!



細々としたものはボックス型のカゴに入れているので、サッとカゴを取れるから、棚が高くて取りにくいとは感じないよ~♪



確かにカゴにものを入れておこうと言い出したのは妻。だから取りやすいというメリットもあったんだな。なるほど~
我が家はやはりこの棚板の高さ・奥行にして良かったと実感しています。
間取りに正解はないのでたくさんのプランが必要
たかがトイレの棚板、されどトイレの棚板。毎日必ず過ごす空間なので、ぜひこだわりたい部分です。
棚板は間取りの中でも細部の設計になりますが、おそらくハウスメーカーによって目安となる奥行や高さは違うと思いますし、使いやすい高さは人それぞれ。それを決めるためには多くの判断材料が必要だと思います。
間取り案を作成してもらうときに、今回の「トイレの棚板」に限らず、少し細かい部分まで設計を依頼してみて、比較検討すると良い家づくりができると思います♪
間取り作成を手軽にできるサイトはたくさんありますが、下記サイトでは、一定基準をクリアした優良会社からの見積もりを得られるので安心して依頼できます。ぜひ活用してみてください。
その際、少し細かい部分まで要望の中に入れておくようにしましょう♪「トイレの奥側に棚板をつけたい」など。
実際の生活をイメージしてみよう
今回のトイレの棚板問題、毎日過ごす場所なので棚板が使いやすいか圧迫感がないか、イメージしながら決めないと後悔ポイントになってしまう可能性があります。
我が家は設計士さんからの提示そのままではなく、自分たちなりに想像しながら寸法を決めたので使い勝手も良いし、後悔はありません。
それぞれのご家庭の家族構成やライフスタイルによって少しずつ違う設計になると思いますが、新居での生活を楽しくイメージしながら家づくりをしていきましょう!
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