前回、照明プランを作成するにあたって照明器具をどう決めていったのか、を書きました。

私たちはさらに照明に関して深く理解しようと照明スイッチも研究に研究を重ねました(←大袈裟…)。でも自画自賛ながらとても良いものを選択したと実感しています。
今回はその照明スイッチの中でも、
【成功した照明スイッチ5選】
【ちょっとした後悔ポイント1か所】
【今後に期待するスイッチ1か所】
の計7点をご紹介していきます。
ちなみに照明機器でお悩みの方、パナソニックやオーデリックに限らず、施主支給(自分で用意)することで自由な選択が可能です。こちらの照明もおすすめなので、ぜひ見てみてください↓
それでは、我が家のこだわりスイッチ5選+αをご紹介していきます♪
第一位【トイレ】かってにスイッチ&ほんのり照明

我が家のベストスイッチは、トイレに設置したこの照明スイッチ!
これには3つの機能が備わっています。この3つが我が家ではとても重要な機能になりました。
- かってにスイッチ
- ほんのり照明
- 消灯お知らせ
以下でご紹介します。
1.かってにスイッチ
トイレの照明スイッチって、一般的にはトイレの外側、ドアのすぐそば、のところにあるものだと思います。
ところが我が家は間取りの関係上スイッチを設置するのに十分な壁を確保できず、トイレ内にスイッチを設置せざるを得なくなりました。

どうせトイレの内側にスイッチ設置するなら、人感にして自動でオンオフされるようにしよう♪
そこで設置したのが【かってにスイッチ】、つまり人感スイッチです。
もちろん周囲が明るい昼間には照明はつかず、換気扇だけが作動します。
2.ほんのり照明
人感スイッチはよくある話なんですが、我が家の心配事は…



夜中に起きてトイレに行くと、トイレの明るさで目が覚めてしまって、ベッドに戻ってもすぐに寝れなくなっちゃうのよね…
これを聞いたパナソニックリビングショールームのアドバイザーさんから【ほんのり照明】の提案がありました。
設定した時間帯(例えば0時〜6時)だけ設定した明るさ(まぶしくない明るさ)で点灯させることができます。
【かってにスイッチ】+【ほんのり照明】の動作イメージです↓


そのため、トイレのダウンライトは調光機能付きのものを選んでいます。
そのダウンライトにどれほど明るさに違いがあるかと言うと↓
左:通常の点灯|右:ほんのり点灯


どちらも電球色なんですが、写真で見るだけでもこんなにも違うんです。
右だと明るすぎないため、夜中のトイレでもあまり目が覚めずにすみます。
3.消灯お知らせ
トイレでじっとして動きを感知しないと、少し照明が薄暗くなって「消えますよ〜」とお知らせしてくれる【消灯お知らせ機能】が備わっています。
薄暗い間に動けば察知して再点灯しますので、急に照明が消えることはありません。
細かい点ですが、これも我が家では大変重宝しています。
第二位【階段】あけたらタイマ


我が家のおすすめ照明スイッチ第2位は、階段に設置した【あけたらタイマ】です。
あまり聞きなれないタイマーの名前ですが、簡単に言うと
設定した時刻に自動点灯・自動消灯
してくれる照明スイッチです。
我が家の階段照明は意匠性も考えてブラケットにしました。
【階段下から見たブラケット】


【正面から見たブラケット】


本当はこの照明を明暗センサー(暗い時に自動点灯)にしたかったのですが、明暗センサーはフットライトにしかないようです。
そんなときにアドバイザーさんが提案してくれたのが、この【あけたらタイマ】です。


スイッチをあけるとタイマーを操作できるというもの。ネーミングだけだと内容がわかりませんが(笑)
これかなりの優れものです。
周囲の明るさを感知するものではありませんが、オンオフの時刻を設定できるので夕方に自動点灯・明け方に自動消灯させることができます。まさに我々の求めていたものと言えます。
しかし、それだけではありません!
設定した時刻の『前後30分』の間で毎日ランダムに自動点灯・自動消灯するんです。毎日点灯・消灯の時間が違うため、防犯の対策にもなります。



このスイッチを導入したので、なんと階段のスイッチを触ることがありません(笑)。毎日勝手に点灯~消灯してくれます。
第三位【玄関】人感スイッチ


おすすめ第3位は、玄関に設置した人感スイッチです。
玄関に人感のダウンライトをつけることはよくあることだと思います。
そして、その人感センサーをダウンライト側(天井側)につけることがほとんどだと思いますが、我が家はあえて壁側の照明スイッチに人感センサーを付けました。
なぜかいうと、玄関を含めた家内動線に理由があります。
下図は我が家の間取りの切り抜きですが、右側のリビングからトイレや2階に行くときは、青い矢印のような動線をたどります。


このとき、天井のダウンライト側に人感センサーがあると、廊下を通るだけで反応してしまうことがあります。
でも、玄関に用事はないのに廊下を通るだけで照明がオンオフになるのは避けたい。
そこで、壁側の照明スイッチに人感センサーをつけて、框部分(赤線)よりも下側に感知範囲を持ってくることにより、框をまたがない限り廊下を通っても反応しないような設定が可能になりました。
細かいけど、ちょっとしたこのこだわりが大成功でした。



リビングからトイレに行くときも、2階にあがるときも、無駄に「カチッ」とライトがつくことがないので、ノンストレスです♪
第四位【玄関ポーチ】ダウンライト(明暗&人感センサー)


これはよくあるセンサー付きダウンライトだと思います。
周辺が暗い時だけ、人感で反応します。
夜の帰宅時間にもわざわざスイッチを入れる必要がないですし、人が近づいたらライトがつくので、防犯にもなります。
第五位【駐車スペース】スポットライト(明暗&人感センサー)


家の前の駐車スペースに、スポットライトを設置しました。
こちらも暗い時間帯のみ、人感で反応するので、車を停めて荷物を出す際にとても便利です。
玄関と同じく、人が近づいたらライトがつくので防犯になります。
人感センサーの連結による思わぬ効果
我が家のおすすめ照明スイッチ第2位~5位がつながると、夜の暗い時間に車を下りてから玄関、そして2階まで、スイッチを一つも触ることなく上がることができます。



意図して連続させた訳ではないのですが、結果的に繋がりました。
両手が荷物でふさがっている時には、一層これらの便利さを実感できます♪
後悔ポイント【ウォークインクローゼット】ダウンライト




これは2階のウォークインクローゼットなんですが、3個のダウンライトを縦に設置しています。
そして、このスイッチはクローゼットの入り口開き戸の外側にあるのですが、これをよく消し忘れてしまうんです。



どうせなら、このクローゼットのダウンライトを人感にしておけばよかった…そうすればクローゼットを出れば照明が自動で消えるので、消し忘れることはない…
「終わったら消す!」と気を付ければ良いだけのことなんですが、ズボラな性格なもので…ここは後悔ポイントです。
今後に期待【外構】電気自動車コンセント




来たるべき電気自動車の時代に備えて、電気自動車コンセントを外構に設置しました。スイッチは玄関にあります。
我が家はまだガソリン車なので、このコンセントは使っていませんが、いざ電気自動車に乗るようになったときに工事が必要にならないよう、家づくりの時点で設置しておくことにしました。
何年先になるかはわかりませんが、いずれこのコンセントが大活躍するときが来るであろうと思っています。
照明スイッチ選びに後悔する前に
照明プラン(電気配線図)をすでに作成して施工してしまったという方も、新居が完成してすでに住んでみて初めて気づいた箇所があるという方も、まだ手遅れではありません。
電気工事を依頼してスイッチを設置・変更することも可能です。見積もりだけでもOKですので、「照明やスイッチ、こうしておけば良かったな…」と気になっている方はぜひ相談してみてください。
コンセント選びってマニアック?
照明プランを決めるのに、照明の種類や色味を考えるのは当然だと思いますが、その照明をどう利用するかを考えると照明スイッチの選択も非常に重要になってきます。
私たちはカタログを取り寄せて照明スイッチを研究しました。なんとスイッチだけのカタログもあるんです↓


ここまで来るとかなりマニアックな部分だと思いますが(笑)、結果照明スイッチについても良い選択ができたと思っています。
照明プランを含めた電気配線、考えるのは大変ですが、家が完成したあとの住みやすさのために、楽しみながら考えていきましょう♪
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