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    マイペースな宅建士のおじいちゃん

    順番が前後しますが、土地契約のあたりの話です。

    紆余曲折あり、ここだ!という土地に出会いネットの住宅ローンを2社申込みしたのですが、いずれも上物の契約がないと審査を進められないという回答。しかし、コロナで県民共済住宅との話が進まない…

    不動産屋さんにお伝えすると「売主さんも事情を理解してくれてますので、大丈夫です。信用しております」と非常に嬉しいお言葉を頂く。実はまだ手付金すら払ってない。それなのに信用してくれるなんて…
    普通なら「早く早く!」ですよね。

    こちらも急がなきゃとようやく県民との話が進み、ネットローンよりも県民の提携銀行で進めるとスムーズに行くこともわかり、ようやく土地契約にいたりました。

    土地契約当日、ドキドキで不動産屋さんへ。

    これまで経験してきた重要事項説明って書面にそって事務的にさらさらっと進むイメージでしたが、今回は違いました…。

    宅建士さんはマスクもしてないおじいちゃん。このご時世なんですが…

    説明始めるときに「今コロナだからマスクしないとね〜」とガサゴソかばんからマスクを取り出す。

    そして、とにかくスローリー。

    まずは「私は、○○不動産に勤めてましてね…」と経歴の話から始まる。とりあえずは聞いてましたが、マイペースな説明にだんだん笑いがこみ上げてきて…その後の説明も長いため、不動産屋さんが『次ここ言ってください』と催促する始末。

    地図を見ながら

    「場所は、このあたりの…えっと、ん?どこだったかな…」

    我々は場所わかってるんだけど、しばらく待ってみる。辿りつかないため『あ、ここです』と自己申告。

    いよいよ、ハンコを押す!そのときに

    「あれ、実印もってこられたんですか〜認め印でよかったんですけどね。ハハハ〜」

    不動産屋さんが『いやいや、ご立派な印鑑ですね』と我々をフォロー。

    もはやドキドキはどこかに吹き飛び、笑いをこらえるのに我々必死でした。いや、マスクしてるのをいいことに、もはやこらえてなかったな。

    そのあとにお会いした売主さんも本当に素敵な人柄でした。周辺にお住まいの方もいい人ばかりだと教えてくれました。よかった〜!

    この土地を選んで間違いなかったと確信した思い出深い日になりました。

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