県民共済住宅の最新の床材メーカーは、ウッドワン、DAIKEN、永大産業、オプションで朝日ウッドテック、の中から選べます。
私たちが家づくりをしていた2020年は、ウッドワン、DAIKEN、札鶴、オプションで朝日ウッドテック、というラインナップでした。県民共済住宅の新都心本店ショールームでは様々な床材を見ることが出来ます。

我が家は、ウッドワンとDAIKEN、それも標準とオプションで大いに迷うことになりました。

我が家が床材決めをしていた当時、床材の写真をwebで探してもなかなか見つけられなかったので、今回のブログは写真多めでいきたいと思います!
床選びのポイント
家の中であらゆるところにあって、必ず目にする床。大切なのはシンプルに…見た目の直感!
元も子もない言い方かも知れませんが…毎日目にして、毎日歩いて、毎日触れ合う床。最も大事なのは自分たちの直感を信じて決めることです。
もちろん機能性やコストも考える必要がありますが、それもすべてひっくるめての直感です。
機能性だけを重視して見た目のフィーリングが合わないものを選択しても後悔することになりそう…。
そして、我が家の床材の選定ポイントはもう一つ。
ワンコがいるので、傷と水濡れの強さ!
ワンコが床におしっこをしてしまうことがあり、前に住んでいていたマンションでもシミになってしまうことがあったので、水にも強い床材を求めていました。
そして我が家は直感で、4社の床材メーカーの中からウッドワンとDAIKENに絞り込みました。
我が家の迷った床材は4種(ウッドワンとDAIKEN)
床材候補を2社に絞ったものの、ウッドワンとDAIKENにはそれぞれ標準とオプションがあり、以下の4種類で悩むことになりました。
メーカー | 選択 | 仕様 |
---|---|---|
ウッドワン | オプション | 無垢材ナチュラル(ピノアース) |
標準 | ヨーロピアンチェリー | |
DAIKEN | オプション | トリニティバーチ |
標準 | ニレ |
候補①ウッドワン(オプション)/無垢材(ピノアース)
私たちが床材選びで最初に訪れたショールームはウッドワンです。
全国27拠点にショールームがありますが、埼玉県民共済住宅で家づくりをするのであれば、ウッドワンプラザさいたまへの訪問がおすすめです。
事前予約が可能ですが、「県民共済住宅」での家づくりであるという情報を予約フォームに入れておくと、県民共済住宅での無垢材選びに大変詳しい方からの説明を聞けますよ(無垢の伝道師、とか、ウッドワンおじさん、って呼ばれているそうです)。



私たちも無垢の素晴らしさの説明を聞いて、無垢床にグッと気持ちが引っ張られてしまいました。
ちなみにウッドワンのオプション無垢材は「ピノアース」という床材なんですが、県民共済住宅仕様の資料に書いてある「時間と共に美しくなるピノアースの世界」っていうフレーズに心揺らぎます。


ショールームの無垢材展示はこちら↓確かに歩いた感触もとても心地が良い。


ウッドワンのショールームやwebで得た情報を整理すると…
無垢材の魅力
- 湿度を適切に保ってくれるので常に快適。素足でも寝転がっても肌触りがいい。一緒に住むワンコ2人も動き回りやすくて足腰への負担が減りそう。
- 木の反りが少ない「柾目(まさめ)取り」を採用。1本の丸太から取れる量は少ないため値段は高くなるが、それほどこだわった素材ということ。
- 時間が経つとともに味わいが出る。日光がどの程度当たるのかによっての違いも出てくる。
無垢材の懸念点
- 傷つきやすさが心配。我が家はワンコ2人と暮らしているので、間違いなく傷だらけになる(ここは魅力と相反する部分)。
- 水を吸いやすく、ワンコのおしっこが心配(これも魅力と相反する部分)。
- 色味が明るすぎるのが少し引っかかった点。もしピノアースを選ぶのなら他の建具も含めてすべてウッドワンにしないとバランスが崩れそう。
ちなみに県民共済住宅の無垢材オプションのカラーは「ナチュラル」と「アイボリー」。どちらも色が明るすぎるな…という印象でした。
しかし、ショールームでちょっと濃い目のカラーで良い感じの無垢材があったんです。











落ち着いた色合いなので、色が濃いほうが好みかな~
最後の写真を見るとよくわかるのですが、ナチュラルと色味が全く違います。
どちらかと言えばこちらの方がシックで好みのカラーです。しかし、このカラーは県民オプションではないため、さらに金額が上がること必須…。簡単には決められません。
候補②ウッドワン(標準)/ヨーロピアンチェリー
その後の県民共済住宅の設計士さんとの仕様決めの中で、ウッドワンに見学に行って無垢材を考えていることをお伝えしたところ、意外な反応が返ってきました。



無垢材は確かに快適なんですが、特にペットがいるお宅は傷つきやすいので、あえてオプションを選ばずともウッドワンの標準でも十分だと思います。
我が家を担当してくれた設計士さんは、無理にオプションを押すこともなく、冷静に我が家に合った提案をしてくれるので、とても信頼してやり取りできました。
設計士さんの言葉に背中を押され、初回仕様決めでウッドワン標準、2色のうちの「ヨーロピアンチェリー」を選択。


それぞれを少し拡大したものがこちら↓




我が家の床材、初回仕様決めではウッドワン(ヨーロピアンチェリー)にしっかり赤丸が書かれています(笑)


候補③DAIKEN(オプション)/トリニティバーチ
県民共済住宅ショールーム編
しかしその後の県民共済住宅の新都心ショールームを見学していると、大建工業のトリニティバーチを発見!





色味はとてもシックでカッコいい♪
でもこの一部の立てかけの見本だけだとなかなかイメージがわかない…。





展示品を置いてる台の素材がさりげなく「トリニティバーチ」だった(笑)。
小さい面積だけどカッコいい!



ダイケンのトリニティのバーチ色は、床材としては珍しいデザインで良いですよ。オプションですがかなりお得な金額設定になっているので、かなりおススメです。
設計士さんからまたもやおススメのコメントがあったので迷ってしまいました。
ショールームでは、紙の資料も発見↓




隅から隅まで目を通したのですが、これだけだと写真なので判断できない…。


↑エントランスのイメージ図も発見!



会社から帰ってきてこの雰囲気の玄関に迎えられたら…疲れが吹っ飛びそう(笑)
だいぶトリニティ寄りの気持ちになってきたのですが、webでトリニティバーチの情報を検索してみても、当時(2020年)はなかなかこの床材の情報がない。ましてや画像なんて全然ない…。
今でこそいろいろなブログ等でたくさんの画像が見れますが、当時はトリニティバーチのレア感が半端なかったです。
そんな中、我が家は大建工業ホームページに「インテリアイメージWEB」なるものを発見。リビングや玄関、寝室で床材の色合いなどをシミュレーションできるというものです。
実際にシミュレーションした画像はコチラ↓







こうやって見るとすごくカッコいいんだけど、やっぱり実物をしっかり見たいな…
かなり惹かれていきましたが、実物を見ないと気が済まないので、ダイケンショールームを訪問することにしました。
DAIKENショールーム編
早速お目当てのトリニティバーチをチェック!
床も見た目も肌さわりもイイ感じ!




ドアや家具ともマッチしそう!




ちなみに、せっかくショールームに来たので、同じダイケンのトリニティのアッシュ色もチェック!


白っぽいこの色も良い印象だったのですが、「汚れが目立つかな…」「全体が明るすぎるかな…」という理由でこちらの床材は見送りとしました。
ちなみに、大建工業ショールームにはこんな資料もありました。床と家具・収納との色の相性を見ることが出来ます。こちらも参考にして床材選びを考えていきました。







トリニティバーチはとにかくカッコよかった!おしゃれな家になりそう♪
候補④DAIKEN(標準)/ニレ
実は大建工業のトリニティを検討しているのと同時に、ダイケン標準の「ニレ」ってどんな床材だろうと気になっており、こちらもwebで情報収集を試みたのですが、トリニティと同じくらい情報がない…(今でこそ情報が出てきますが)。
ショールームの展示を見ても「ニレ」が見つかず、アドバイザーさんにお尋ねすると、



ニレは県民にだけ出してるオリジナル床材です。傷に強く、とてもオススメですよ♪
どうやら「ニレ」というのは大建工業が県民共済住宅用に提供しているう床材のようで、「ダイスターE」が該当すると教えてもらいました。これは聞かなきゃわからない…。


アドバイザーさんが見本を使っていろんなパターンの「ニレ」を見せてくれました。










光の当たり具合によって、1枚1枚の色の見え方が全然違ってきます。これはおもしろい。
お目当ての「トリニティバーチ」だけでなく「ニレ」がかなり気になってきました…。
DAIKEN「トリニティ(バーチ)」と「ニレ」を比較
まずは見た目の違いを写真で。色味はそれぞれ違う特徴があるので好みで選ぶしかないのですが、甲乙つけがたいです。


アドバイザーさんに教えてもらったそれぞれの特徴を整理してみます。



【トリニティ】
板の幅は178mmとかなり幅広で存在感あり。
化粧シートで覆っているので意匠性が高い。
傷にも強い床材です。



【ニレ】
板の幅は150mmで幅は広め。
WPC加工で木の素材を生かした床材。
傷はもちろん、水濡れにも対応しています。
ちなみに、ウッドワンのピノアースで幅91mm~120mm、ヨーロピアンチェリーで90mmなので、ダイケンの床材はどちらも幅が広く存在感のある床材です。特にトリニティの幅はかなり広い!
そして、ニレの説明で聞いたWPC床材。アドバイザーさんのプレゼンはこちら↓
- 木材の組織にプラスチックを染み込ませて固めるDAIKEN独自の加工技術
- 天然木の自然な美しさや風合いを際立たせながら、毎日の生活で生じる様々なキズ、汚れ、水かかりなどにも強さを発揮




我が家の選んだ床材は…
アドバイザーさんの説明を聞いて、「ニレ」が傷にも水濡れにも強いことを認識すると、「トリニティバーチ」と「ニレ」の間でさらに悩むことになりました。



リビングはワンちゃんのことも考えてニレ、2階の寝室とかはトリニティバーチにしようか。
真剣に1階と2階の床材を分けることも考えました。でもそれって家として統一感がないよな…。
トリニティバーチにいまいち踏み切れないのはその特徴的な色味でした。とてもカッコイイのですが…



トリニティバーチは素敵だけど、長年住んでいたら飽きるんじゃない…?
まだ住んでもいないのに何年も先のことを考え始めることに…
一方で、県民共済住宅向けというレアな床材である「ニレ」は落ち着いた色合いで、かつ機能面も我々が求めていたもの。



そこまでそろっているなら、あえてオプションでなくても標準の床材にしよう♪
ということで、我が家は「ニレ」を選択しました。
「ニレ」の情報をお探しの方へ
我が家の「ニレ」の写真はちょくちょく内覧会の記事に投稿していますので、完成した床の写真を見たい方はぜひこちらを見てみてください↓
我が家の床材選びの根底にあるもの
ここまでブログに書いてきたように、床材選びは迷いに迷って大変ではありました。
しかし、犬と暮らす新築一戸建て、犬にとって飼い主にとってどんな家がいいのかを考えて家の設計をしていたため、床材も最後は納得して決めることが出来ました。
どのようなライフスタイルで、何を暮らしの中で優先するのか、それは間取りを決めるところから始まっています。
間取り図をたくさん入手した方がいいのはもちろんですが、さらに下記サイトでは「成功する家づくり~7つの法則と7つの間取り」というPDF冊子がプレゼントされます。
家づくりを成功させるためのヒントや間取りの実例が掲載してあるので、これからの家づくりの参考になること間違いなしです。ぜひ活用してみてください♪
床材選びはショールームを巡ろう
床材は機能面も大事ですが、やはり見た目の直感が重要。毎日過ごす空間において目にすることが非常に多い部分です。
自分たちの目で見てみることが成功への一番の近道ですので、ショールームを巡って最もフィーリングの合う床材を選びましょう!
床材選び、そしてそのためのショールーム巡り、とても楽しいですよ~♪
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