条件の良い土地が見つかり、さぁ土地契約のためにローンを進めよう!としたところ…
ローンについての理解度が低かったことでスムーズに進められませんでした。
その反省も含め、土地探しからローンを組むのにどのように進めていったのかを書いていきます。
結論から言うと、
土地から探すなら県民共済住宅の提携ローンがおすすめです♪
ネット銀行のローン審査を申し込んでみた
私たちは土地探しとハウスメーカー探しを同時並行で進めており、県民共済住宅の住宅相談予約も入れていました。
ところが、それはちょうど緊急事態宣言の発令により色々な制限のある時期。
その影響で新規予約は一旦キャンセルになってしまい、建物については想定よりも先伸ばしになってしまいました。

でも土地は決めたので、その間に土地のローンを進めておけば大丈夫だよね
そんなかなり軽い考えで、まずはネット銀行2社にローンの審査を申込してみました。
審査の申込先は、住信SBIネット銀行、イオン銀行、です。
その結果、下記の必要種類を準備してくださいという回答でした。
書類名 | 補足説明 |
---|---|
売買契約書 | 土地を購入した場合提出 |
重要事項説明書 | 土地を購入した場合提出 |
工事請負契約書 | 追加工事請負契約書がある場合は併せて提出 |
建築確認済証または 建築確認通知書 | 工事着手前であれば、取得でき次第提出 |
建築確認申請書 | 工事着手前であれば、取得でき次第提出 |
検査済証 | 取得でき次第提出 |
間取りがわかる平面図 または間取図 | 自宅の間取りがわかるもの |
今でこそこれらの書類が何を指しているのかわかりますが、当時家づくりの素人だった私には何が何だかさっぱりわからない…。



これから土地を購入するためにローンを組みたいのに、土地の契約書が必要なの?



建物だってこれからなのに、工事請負契約書が必要?間取りさえ決まってないのに?
もうパニックです。もちろんローンを組まないと土地を購入できるはずもありません…。
悩んでいても仕方がないので、ネット銀行に問合せしてみました。



土地だけでは審査できないんです。
審査には建物の書類(間取りとか)も必要になります。



ローン審査が通ってないと土地の契約書を入手できないということであれば、押印する手前の「記入済の契約書のコピー」でも審査は可能です。
ただ、いずれにしても建物分もセットでないと審査を進められません。
ということで先ほどの表に、問合せしてわかったことを追記してみました。
書類名 | 補足説明 | 問合せしてわかったこと |
---|---|---|
売買契約書 | 土地を購入した場合提出 | 押印前で可能 |
重要事項説明書 | 土地を購入した場合提出 | 必要 |
工事請負契約書 | 追加工事請負契約書がある場合は併せて提出 | 押印前で可能 |
建築確認済証または 建築確認通知書 | 工事着手前であれば、取得でき次第提出 | (取得次第) |
建築確認申請書 | 工事着手前であれば、取得でき次第提出 | (取得次第) |
検査済証 | 取得でき次第提出 | (取得次第) |
間取りがわかる平面図 または間取図 | 自宅の間取りがわかるもの | 仮で可能 |
土地は契約することを決めていたので、押印前の売買契約書をもらうことはお願いすれば大丈夫そう。
ただ、建物はまだ予約すら取れていないので押印前の書類ですら用意できない。
ローン審査はここで止まってしまいました…。
つなぎ融資ってなんだろう?
そこで考えたのがつなぎ融資です。
これも当時はチンプンカンプンだったのですが、今となっては理解できるようになりました…。
一般的に、住宅ローンの融資実行は、家の引き渡しが完了したときに行われます。
建売住宅の購入であれば土地とセットなので問題ありませんが、
土地を購入して、そのあと家を建てて…となると土地を購入する時点では住宅ローンを実行できません。
そのため、土地購入の資金がない場合は、(家引き渡し時の)住宅ローンが開始されるまでの間、つなぎ融資として一時的に資金を融資してもらうことで、土地購入資金にあてることが可能になります。
家の引き渡し前に工事着手金など分割支払いが必要な場合もありますが、もちろんそれにも充てられます。
ただし、家の引き渡しとともに実行される住宅ローンでつなぎ融資分はすべて返済する必要があります。
結局は全額トータル(+金利や手数料など)でローンを組むようなものなんですよね。この部分の理解が当時は難しかったのを覚えています。
それでも、我が家は土地売買が遅れているのは事実なので、何とか早く進めたかったのですが、結局つなぎ融資であろうと工事請負契約書が必要だと…。
建物の話が進まない限り何もできないということがわかりました。
状況を土地の不動産業者に説明
八方塞がりのため、経緯について包み隠さず不動産業者に説明しました。
どんな反応が返ってくるか不安ではありましたが…



売主さんも事情を理解してくれてますので、大丈夫です。信用しておりますので、お気になさらないでください。
渋るどころが、気遣いの言葉までかけてくれて…
実はこの時点で手付金すら支払いできていません。
それなのに、なんといい不動産業者さんに巡り合えたことか…これには感謝しかありません。
そうこうしているうちに、緊急事態宣言が明け、県民共済住宅から新規予約を再開すると連絡をもらいました。
最速のスケジュールで予約を取り、住宅相談に臨みました。
県民共済住宅の初回住宅相談で土地のローンについても相談
初回予約でいろんなことがわかりました。
県民共済住宅は土地契約が済んでいないと、申込できない!
ん?またしてもパニックです。
土地を購入するためには工事請負契約書が必要で、そのためには県民共済住宅に住宅を申込む必要がある。
なのに、土地がないので県民共済住宅に申込できない…。
さらに、このとき初めて知ったのが、
県民共済住宅では、間取りや仕様など家のプランがすべて決まってから工事請負契約を結ぶ
そうなると一体何から手を付けたらよいのやら…。何度も耳にして苦しんできた『工事請負契約書』に永遠にたどり着かないのでは…。
県民共済住宅から提携ローンを勧められる
そうは言っても、私みたいな素人をたくさん相手にしてきたであろう県民共済住宅。こんなケースは当然あるだろうと思って、相談してみたところ…
土地資金からローンをご利用される場合の流れ!


そう!まさにこれ!
きっと私みたいな人ばかりなのでしょう。ある意味ホッとしました。
幸いなことに、私たちは既に土地を決めていたので、ローン事前審査に進むことができそうです。
その中で県民共済住宅からは提携ローンを勧められました。



土地のローン自体は提携ローンではありませんが、建物を提携ローンで組むにあたり、その提携先で土地と建物を合わせてローン審査しておくことでスムーズに進めることができますよ。



工事請負契約書は契約時まで出せませんが、代わりに見積書を出します。それでローン審査を進めることができますのでご安心ください。
県民共済住宅から勧められたのは埼玉りそな銀行です。
埼玉りそな銀行は金利が他よりも安く、私自身も口座を持っていたこともあり、さっそく進めることにしました。
県民共済住宅の担当者の方がいらっしゃって、説明が大変わかりやすい。提携している金融機関だからこそ、勝手がわかっているようです。
もちろん金融機関によって金利など違いはあれど、提携金融機関を選ぶことによる大きなメリットがあります。
- 提携金融機関だと県民共済住宅の仕組みを理解しており話がスムーズ
- 県民共済住宅のローン担当者がフォローしてくれる
- 自分自身だけでなく、県民担当者からも金融機関に連携してくれるため、これもまたスムーズ
そんな訳で、埼玉りそな銀行でローンを組むことに決めたあと、以下のような流れで進みました。
- 土地の資料をもとに県民共済住宅から見積書をもらう
- 土地資料と建物資料(契約書代わりの見積り)をもとに、一緒にローン審査
- 審査OKの結果をもとに土地売買契約! ←ココにたどり着くのに一苦労…
- 土地契約できたので、県民共済住宅への申込み
- 間取りや仕様など家のプランを相談
- 土地決済!
- 工事請負契約!
- 建物ローンの本申込み!
ちなみに、家の引き渡しまでの支払いは、土地ローンの金利のみの支払いだったため、そのときの賃貸家賃と二重支払いにならず、ここもメリットの一つと言えるかも知れません。
複雑にように思えるが進んでしまえばなんてことはない住宅ローン
私たちの場合は、緊急事態宣言の発令で県民共済住宅の予約が先延ばしになってしまったことでごちゃごちゃしてしまったのかも知れません。タイミングが悪かった…。
でも、県民共済住宅に相談していけばとっても進めやすいですよ♪
ローンに関して、埼玉りそな銀行の県民担当者、県民共済住宅のローン担当者、とのやり取りが何度もありましたが、何しろ勝手を分かって下さっているので話が本当にスムーズ!
もちろん、その時の金利などによっても判断していくべきなので、必ず提携にという訳ではありませんが、ちょっとしたトータルコストの差なら、提携ローンで進めることを強くおススメします♪
ちなみに、私たちがローンで苦労していた時期と比べ、県民共済住宅のwebページがとてもわかりやすくなっています。我々の時もこんな解説がほしかった…。
とても参考になりますので、読んでみてくださいね~!
住宅ローンでやっておけばよかったと思う反省点
私たちは、土地購入のための住宅ローンの審査を、土地を決めてから進めたため、あたふたしてしまいました。
ネット銀行2社に審査依頼しましたが、わりと審査に時間はかかりました。
ですので、土地を探し始めた時点で住宅ローンの試算をしておくことをおすすめします。
ネット銀行であればWebから手軽に問合せができますが、一括比較のできるサイトの利用がおすすめです。
試算や仮審査をしたから必ず申込しなければならない訳ではありませんので、一つでも多くの情報を持っておく意味でも活用してみましょう!
住宅ローンの経験も家づくりにとって大事な要素
最初はさっぱりわからなかったローンについても、県民共済住宅や埼玉りそな銀行とのやり取りでいろんなことを知り、いろんなことを経験しました。
土地を契約したあとは、金融機関でローン決済の手続きを司法書士を交えて行います。こんなイベントもドキドキしながら進めました。いい経験ですし、いい想い出です。
住宅ローンの勉強も家づくりの一つ。とことん楽しみましょう♪
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