土地が決まったあとは、いよいよ間取り案を考えていくことになります。
我が家は、間取り図を複数のハウスメーカーに作ってもらったのですが、それがいずれも正方形の家、駐車スペースは家に直角入庫という形でした。
それに疑問を持ち、駐車スペースを再考してみたところ、家の前に縦列で2台並べるのがいいという判断になりました。

複数の間取り図を比較していたからこそ気づいたポイントだったと言えます。
土地の形に対して駐車スペースが決まれば、自ずと家の形も決まりますので、あとは自分たちなりの間取りプランの作成。
今回は、どのように間取りプランを考えていくべきなのかを書いていきます。
さぁ、間取り図を書いてみよう!
夢のマイホーム!(表現が古いかな…)
やりたいことをたくさん詰め込んで、快適なマイホームライフを!
な~んて考えてみても、当時はどこから手を付けていいのかわからなかったのが本音です。

間取りどんな風にしたいか図に書いてみてよ~
妻には過去に家づくりの経験があるので、勝手がわかっているようですが、私は家づくり素人なのでさっぱり…
突然間取り図を書くように言われても、正直ちんぷんかんぷんで、家の四角い形くらいしか書けませんでした。
仕事柄、事務所のレイアウトプランを作成した経験があるので、家の間取り図もいけるだろう~なんて思ったら大間違い。
事務所は既定の建物や区画(扉や窓位置なども)が決まっているので検討しやすかったのですが、玄関や窓などを一から作成してく家の間取り図は全然別のもので、行き詰ってしまいました。
最優先事項を3つにしぼる
そこで我々がやったことが、何を最優先にしたいか、を考えることです。
まずは、どうしても譲れないことを3つ、優先順位をつけて考えてみました。
- お風呂・洗濯周りは2階
- 子供たちの部屋は1階、夫婦の部屋は2階
- 2階には仕事ができるカウンター設置
それぞれ、もう少し詳しく書いていきます。
お風呂・洗濯周りは2階
一般的に1階に多い洗濯周り。このデメリットは…
- リビングに洋服が散らばる
- バルコニーに洗濯物を干すためには洗濯物を持って階段を何度も昇り降りしないといけない
できれば、浴室の脱衣所に洗濯機を置き、そこからウォークインクローゼットを通ってベランダに続く動線を作りたい。そうすれば洗濯物を取り込んだあとの収納も楽。
こんなイメージです↓


この洗濯機からバルコニーへの流れは以前に実体験として大成功だったことを書きましたので、ぜひ読んでみてください。
ちなみに、浴室を2階にするのであれば、リビングも2階にするという考え方もあると思いますが、



我が家は生活スタイル的に、リビングで過ごしたあとに、最後にお風呂に入ってそのまま寝るよね。
なので、お風呂とリビングを同じ階にする必要はないよね。



そうなると、
1階は、リビングと子供部屋
2階は、お風呂、夫婦の部屋と寝室
って感じかな。
1階と2階の振り分けはこんな過程で決まりました。
子供たちの部屋は1階、夫婦の部屋は2階
当時、子供は22歳と15歳。何年かのちに家を巣立つことを考えてそれぞれ部屋は小さめ。
出来たらその2部屋は広めのウォークインクローゼットを介して繋げておき、将来的に2部屋を繋げたい。
リビングと部屋を干渉させない(玄関真ん中にして左右にするなど)。
イメージとしてはこんな感じです↓


部屋の間にウォークインクローゼットを配置するというのはグッドアイディアだったと思います。



こうすることで、クローゼットがかなり広くなり、各部屋ごとに収納が分かれているよりも使い勝手がよさそう。
2階には仕事ができるカウンター設置
私たちが家づくりを始めたのがちょうど感染症が拡大していた頃。
テレワークが急速に進み、家で仕事をする機会が増えた時期だったので、家で集中して仕事できる環境にしたい。



テレワークが増えたので、2階に仕事用のカウンターは絶対に欲しい!
各階ごとにプランを考える
先ほどの3つの最優先事項をベースにして、残りのプランも考えていきました。
我が家は1階と2階でコンセプトが異なっていたため、それぞれのスペースでどんな風に生活するか、夫婦でイメージを膨らませて間取りの希望を出し合っていきました。
まずは、1階。
- ワンコの兄妹がいるため、散歩帰りのことを考えて、玄関入ってすぐのところに洗面台を置きたい。
必然的にトイレはそのすぐそば。 - 玄関にコート掛けや収納を置きたい。
バドミントンをしているためシャトル・ラケットなどを置くため。
小さめの土間か小さなウォークインのようなイメージ。 - リビングとキッチンは対面キッチンで同じスペースにする。
食器棚は置かず、キッチンの吊り戸をキッチン上ではなく、キッチンの横の壁側(本来食器棚があるような場所)に設置。
キッチン収納が小さくなるが、入る分しか鍋・食器は置かない予定。 - ③のとおりキッチンとリビングを分けないため、リビングのスペースを広く確保。
階段下にスペースが空くならパントリーとして使いたい。
続いて、2階。
- 階段上がったそばに、トイレや洗面。
- ウォークインクローゼットの中にアイロンかけるためのカウンターを設置したい。
- 一部屋を広めにとって、くつろぎ空間にしたい。
畳スペースも設けたい。少し段差を付けて区切りにしたい。 - 寝室にベッド置く。その部屋は睡眠を妨げないよう間接照明にしたい。
そして、外構。
外構はこの時点では若干気が早いですが…
- 駐車スペースは2台分。普通車と軽自動車。
- 芝生とか砂利とかは無し。
- キッチンの勝手口からは、広い道路側とは逆側に出れるようにする。
犬を時々勝手口から外に出すので道側には出れないようにする。 - 小さな花壇を設置したい。
- ポストは道沿いに宅配ボックス付きのものを。
最後に、その他
- 荷物が多いので、各部屋の収納は大きくしたい。
- 枕棚低め棚枕は低めに。高すぎると荷物の上げ下ろしが大変なため。
- 犬の散歩帰りに使うために、リードを引っかけるフックみたいなものが欲しい。
- 全体的に引き戸中心にする。開き戸だと閉めたときの「バタン」音が気になる。
- 洗濯機のスペースにはそのまま洗濯物を干せるようポールを設置。
そこからバルコニーに干せるし、梅雨時ならそこで室内干しもできる。
希望をたくさん詰め込んだ、元祖間取りプラン
夢のマイホームへの第一歩として、私たちが間取りに取り入れたいことをとにかく洗い出して、優先順位を決めて、まずは自分たちで間取り案を作成してみました。
我が妻の渾身の手書き間取りプランがこちら!
↓↓↓
1階


2階


す、すごい…!?
内容を理解している私だからこそ、先ほどの希望がどこに詰め込まれているかはっきり分かりますが…他の人が見て伝わるのだろうか…。
ハウスメーカーにこのプランを伝えてみる!
意図がきちんと伝わるか、若干の不安がありつつも、古河林業さんにこの手書き間取りプランと、要望をあらためて口頭でお伝えしました。
こちらの表現力不足で伝わらない点はしっかりヒアリングしてくれて、間取プランを真剣に考えてくれたのが古河林業さんです。


そして、作成してくれた間取り図がこちらです!


夢のマイホームを実現するためには複数の間取りプランが必要!
正直、想像以上の間取りプランが出来上がってきて、感激したのを覚えています。
あの手書きプランをこんな素晴らしい形にしてもらえるとは…
でも私たちはここに満足することなく、あらためて他の会社からも無料間取り図作成をお願いし比較の材料を集めました。
そして、ここから何度も何度も見直しを重ねて、構造が大きく変わっていったんです。その過程はまたあらためて書きたいと思います。
やりたい家づくりを自分たちで一生懸命に考え、それを家づくりのプロであるハウスメーカーに間取り図という形にしてもらったからこそ、満足できるものに進化させることができました。
下記のサイトからは、無料で複数の間取りプランを入手することができます。アンケート項目もシンプルで入力しやすいため、簡単に間取り図作成依頼ができておすすめです♪
間取りプランの議論を楽しもう♪
これから家族で住んでいくマイホーム。
できることなら妥協せずに住み心地の良い家にしたいですよね。
たくさんの間取り図を眺めながら、いい部分を真似したり、反面教師にしたりしながら、そのご家族だけのオリジナルの間取りを目指していくのも家づくりの楽しみの一つです。
家づくりを楽しみましょう♪
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